GARAXY
西暦2019年
令和元年
いつものように練習に励んでいたが
選手たちにはある深刻な悩みがあった。
練習に身が入らない、
常にモンモンとしている、
ボクたちは飢えに飢えている。
アルチレイロの選手たちは
我慢の限界に達していた。
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「あっ、もう16時か。
おしっ、今日もサクッと練習切り上げよう」
「あっ、コーチ。
まだ、アップしかしてない。。。
ちょっ・・・待って。」
「じゃっ!
お前たち、あとはしっかり練習しておけよ。
オレはもう上がるからな。」
「こ、こっのっっっ!!!」
「グぇっブプ!!?」
「な、なにをするっ!」
「う、うぁぁぁ・・・・・」
「ヴウゥっ・・・ぐ・・・」
「ね、ね・・・む・・・ぃ。。。」
「・・・・・・・・・・」
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・ぅぅぅ。。。」
「・・・んんっ!?えっ」
「なんじゃっ!!!?こりゃぁぁぁ〜〜〜!!!」
「フゥフフッ、
コーチ・・・ようやく目が覚めましたね」
「!?
おい、なんのつもりだ!
い、い、いい子だから・・・
さっさと、ここから出すんだっ!」
「コーチ。
ボクたちの言うことさえ聞いてくれるなら、
今すぐにでも出しますよ。」
「お前らの言うことだとっ!!!?
一体、何が望みなんだ!」
「ボクらを公式戦に出すこと。
それが望みだぁ!!!」
「公式戦に出せだと!?
・・・だからって、なんでこんなことを!」
「・・・・・・・・・・・」
「このたわけどもが!早くここから出せっ!」
「この!
だまって聞いていれば・・・
自分の立場が分かっているんですか、えっ!?」
「身の程をわきまえなっ、
このおたんこなす!」
「ぐわぁはははっはっ!おろかものがっ!
このくらいコーチにとっては
ご褒美みたいなもんだ!」
「大体、今さら公式戦に出たいなんてヤツ、
いるわけねーじゃん!」
「そーいえば、おれは聞いたことがある。
幻の銀河系プレイヤーの存在を・・・」
「幻の銀河系プレイヤーだって!?」
「そういえば、ボクも聞いたことがある。」
「幻の銀河系プレイヤーは、
テクニックが素晴らしいことはもちろん、
コントロールオリエンタードに長け、
個人戦術まで理解しているという。」
「それならオレも知っている!」
「確か年代は中学生から高校生くらいで・・・」
「サッカーまたはフットサル歴は3年以上という
経歴の持ち主なんだよな。」
「ぐわぁはっはっはっ!!!タコぼんず共がっ!」
「そんな優秀なプレイヤーが
どこに居るというんだっ!」
「いるはずがないっ!」
「いえ、コーチ、
それは確かに存在するみたいです。」
「聞いた話では、
横浜市都筑区まで電車で30~40分以内
のところに住んでいるとか」
「もちろん学歴や性別は不問なんだよな」
「でも、
実力は銀河系の練習体験会を見れば分かるハズ!」
「そのプレイヤーが来てくれれば、
公式戦出場の可能性は大幅に上がるだろうな!」
「いいや、ダメだな」
「WHYホワイ!?なんでだよ?」
「そんな実力ぞろいのプレイヤーが集まってみろ、
いま、週2回の練習を3~5回にしないと
いけなくなる!」
「こんな人口の多いわりに
土地が少ない横浜にそんな場所はないっ!」
「確かに横浜は、土地ないもんな~」
「さらには、試合は基本、土日祝日だろっ。」
「オレのデー・・・、いやっ、
お前らのデートする日がなくなるじゃないかっ!」
「確かにボクの彼女に、
サッカーとワタシ、どっちが大事なのっ!怒、
と責められそうだもんな。。。」
「チーム運営は、おままごとじゃないんだよ」
「でも、そこはなんとかしてくださいよ!
あんたコーチだろっ」
「場所やデートだけの問題じゃない!」
「アルチのメンバーは、みんなやたらと仲が良い」
「そんな中に、幻の銀河系プレイヤーが
来たところでうまくやれるはずがない」
「何言ってんのっ!」
「みんなでBBQしたり、フットサル場でキャンプしたり・・・」
「色々なイベントですぐにみんなと仲良くなるわ!」
「練習場所は、体育館ばかりで夏の日差しや冬の冷たい雨も関係ない!」
「雨に濡れて凍えながら着替えなくてもいい、快適な練習場所だ!」
「練習もゲームや試合が多くて、
毎日スキル練習ばっかりやっている選手でも、
実戦で試せる機会がアルチレイロは多いんだ。
そして、ゲームで5連勝するとご褒美がもらえるんだ!」
「お願い!コーチ、
オレたちがちゃんと面倒みるからさっ!」
「だから、公式戦出してよ!
幻の銀河系プレイヤーをチームに入れてもいいでしょ!」
「コーチ、頼むよ!」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「お前たちがそこまで言うなら仕方がない。」
「公式戦に出る準備をしよう」
「選手を補強しよう」
「!!!!!っ」
「やっっっ!!!!!」
「たたああああぁぁぁぁ!!!!」
「やっふぅっーーーーほほ~い!!!」
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
「んで、いったい
その幻の銀河系プレイヤーとやらは
どこにいるんだね!?」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「この広い日本の・・・」
「どこかにきっと・・・」
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特定非営利活動法人 知球人
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フットボール大好きなプレイヤーが
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心よりお待ちしております。
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*このページにご協力いただいた
中学生諸君、本当に感謝いたします。
そして、私が敬愛しているLIGさんを参考にして、
私の大好きなサッカーと掛け算してみました。
いつも楽しく購読させて頂いていますm(_ _)m
【撮影の裏側】
気温36度、熱射地獄の撮影ヒストリー(近日公開)