BRATTO

小学生低学年からなるブラットキッズ
(BRATTO KIDS)

小学生高学年からなるブラットU-12
(BRATTO U-12)

合わせてBRATTO(ブラット)
と呼びます。

読むの面倒くさいという人は、
ここだけ(黒板)読んでください。

ブラットとは、一旦何をするクラスなのか?

それは、

ブラットとは”本当の基本練習”をするクラスです。

では、
『本当の基本練習』とは何なのか?

実は、私はサッカーを始めてから18年間、
まちがった基本練習を繰り返していました。

本当の基本練習とは、

私が若い頃、
海外でサッカー選手を志していました。

そして、
そこにいたチームメイトのブラジル人は、
みんな本当に上手でした。

その当時、
『日本』は
サッカーが下手な国と言われていたので、

「サッカーが下手な日本人になんてパスやらねーよ!」

と数ヶ月間は、
練習中も試合中もチームメイトから
パスをもらえない時期がありました。

(ブラジルでは、明日食べるご飯がない!
今日、試合で勝たなければ家族を養えない!
という状況や思いで
サッカーをしている人も多いので、

裕福に、なんの不自由もなく
ご飯が食べられている日本人が
なぜサッカーする必要があるんだ!
国に帰れ!
と、こういった気持ちも込められていましたし、
実際に選手寮でも言われていました。)

当然、チームメイトからはパスが来ないので
自分で取りに行くしかありません。

しかし、やはりサッカー王国

そう簡単にはボールは取れません。

実際、日本のド田舎、
日本でもさらにサッカー後進地方出身の私は、

チームメイトにボールを回されて
2時間奪えないこともありました。

(どんだけ、下手かって話です・・・)

本当に、本当にサッカー上手くなりたいと思った

悔しくて・・・
悔しくて・・・

心底、「もっと、サッカーが上手くなりたい!」
そう、思いました。

では、上手くなるためには
どうしたらいいのか?

よくよ〜く
チームメイトを観察しました。

どんなボールでも、
トラップは「ピシャッ」って止まる。

パスは、芝の上を滑るように走る

キックは、伸びるような軌道で「グーンっ!」
逆サイドの味方のいるところまで正確に届く。

「おぉ〜〜〜〜〜!」
見惚れてしまいました。

しかし、見惚れてばかりはいられません。

私もあのようにならなければいけないからです。

そして、私はこう気づきます。

「そうだ!!!
オレは圧倒的に基本が足りない!」

私は、
トラップが、
ピシャッと止まるかどうかはわからない。
・・・というか止まらない時の方が多い。

パスは、
ブラジルの深い芝に負けて、
相手に届くまで失速する。

キックは、
山なりで、
逆サイドに味方に届くまで時間が掛かるため、
味方がプレシャーを受けやすい。

こんな状況でした。

「よし!
基本練習しまくろう!」

こう思い立ちます。

基本練習を繰り返す日々

基本練習は、
日本でもやってきました。

しかし、
地味な練習なので、
どちらかというと、
「試合がしたい」と思ったり、
「シュート練習がしたい」と思ったり、
基本練習をそこまで
真剣に取り組んだことがありません。

日本でやってきた基本練習を思い出し、

・2人(数人)で向かい合ってパス
・2人(数人)で向かい合ってトラップ
・2人(数人)で向かい合ってキック

それらを繰り返そう。

よし、徹底的にやろう!
1日、1000回やろう!

1ヶ月で3万回だ!

そして、私1人では出来ないので、
チームメイトの声を掛けます。

タケ″><figcaption class=

基本練習に付き合って!

ビセンチ″><figcaption class=

いや、オレ、むり。

タケ″><figcaption class=

基本練習に付き合って!

アンドレ″><figcaption class=

練習の後にも練習って、何言ってんの?

タケ″><figcaption class=

基本練習に付き合って!

ミハエル″><figcaption class=

少しは休めよ、ジャポネース!

そんな感じで、全て断られました
まぁ〜、予想はしていましたが。

ここで、
諦めるわけにはいきません。

だって、自分で基本練習をしまくる!
と決めたから。

なので、
私は一人でも基本練習ができる方法を考えます。

跳ね返ってくるような壁!

1人で壁にボールを蹴ると、
とても正直に跳ね返って来てくれる
あの壁です。

これがあれば1人でも練習が出来る!

早速、
私の基本練習の日々が始まりました。

壁にボールを蹴って、
跳ね返って来たのをトラップ!

壁にボールを蹴って
トラップして、また壁にシュート!

壁と一緒にダイレクトパスの練習!

毎日、毎日、
目標1000本/日を目標で練習に取り組みます。

監督から衝撃の一言が・・・

ある日・・・、

私が基本練習しているのを見た、
チームの監督がやって来て、

こう私に言いました。

プロフェッサー″><figcaption class=

タケ、キミは何をやっているんだね?

タケ″><figcaption class=

はい、監督。
もっと上手くなりたいので
基本練習をやっています。

プロフェッサー″><figcaption class=

はぁっ!?
基本練習???
それが?

タケ″><figcaption class=

・・・えっ?はい。
基本練習です。
みんなのように
上手くなりたいので、
繰り返し練習しています。

プロフェッサー″><figcaption class=

は?
コレが、基本練習???
キミはサッカーの基本練習を
やっているというのかね?

タケ″><figcaption class=

は、はい・・・。
そうですが、、、。

プロフェッサー″><figcaption class=

チガうよ。タケ。
よく聞いて。
サッカーの基本練習とは・・・

・・・

・・・

・・・

プロフェッサー″><figcaption class=

サッカーの基本は、
ボールがあって、
ゴールがあって、
味方と敵がいることだよ。


『エエエエェェェーーーぇぇぇ!!!』

それを聞いて、

完全に、
その言葉に胸を打たれました。

まさにその通り・・・。

サッカーでは、
練習でやってきたことが
試合に反映されます

私が日本でやってきた
練習の多くは敵に邪魔されない
状況での練習がほとんどでした。

プロフェッサー″><figcaption class=

タケ、
試合こそ、最高の練習だよ!

プロフェッサー″><figcaption class=

練習の本質は、
試合で使える技術を
身につけることだよ。

プロフェッサー″><figcaption class=

ゲームの中にはサッカーに必要な要素がつまっている。

プロフェッサー″><figcaption class=

敵のプレッシャーもある。
流れもある。

プロフェッサー″><figcaption class=

11人や8人にこだわる必要はなく、5人や3人でも構わない。

プロフェッサー″><figcaption class=

ピッチの大きさやゴールの大きさも関係ない。

プロフェッサー″><figcaption class=

ゲームを繰り返すことで試合に生きる、本当のテクニックが磨かれるんだよ!

そう教わりました。

やっぱり基本練習はやらなきゃ・・・

しかし、

タケ″><figcaption class=

ゲームもやるけどさ、
基本練習はやらなきゃダメでしょ!

やっぱり、そういう人もいます。

その基本練習は、
敵を置かないスキル練習です。

しかし、
その練習にたっぷりと時間を割けば
その分だけゲームの時間が減ってしまいます。

さらにプレッシャーのない環境、
判断しない環境に慣れてしまう。

敵を置かないスキル練習、
全ては否定しません。
しませんが、

上手くなるためには、
試合で実際に起こりうる
プレーを想定した実践的な
練習を取り入れるべきです。

それが、
「最良の基本練習だ!」
と、私は当時の監督に教わりました。

メニューのほとんどが基本練習です

ブラットでは、

本当の基本練習が
中心のメニューとなっております。

そんな経験がある私なので、
実践形式が多いです。

ゲームが多い。

練習の65〜75%ほどが、
ゲームなどの実践形式です。

もちろん、
コーンを使った練習や
複数人で対面での練習も
やらないことはないです。

毎月の技術テーマもあります。

しかし、
出来るだけ多くの実践的な練習(ゲーム)
が多いです。

もっと、
単調な基本練習やりたいよー。

という人は、合わないかもしれません。

2人組での向かい合った
繰り返し単調な技術練習は、
お友達を誘えば、どこでだって出来ます。
(公園とか、グランドの端っことか)

わざわざ、
10人、20人と集まってする意味が
あまりないと私は思います。

せっかく
10人〜20人集まったなら、
そんな環境なら絶対にゲーム形式
やった方がいいです。

と、思っていますし
そう学んできました。

なので、
ブラットでの何を練習するのか?

『本当の基本練習』

をやります。

体験を申込む

マニアックな人だけお読み下さい

ここから下は、
サッカーにマニアックな人だけ
読んでください。

あまりサッカーが詳しくないんだけどな〜
という人は、読んでも「何のことやら?」
と思いかもしれません。

話が大きくなってしまいますが、
日本の医療技術は世界でもトップレベルだし、
経済的にも恵まれています、
世界でいうと上位の方です。

しかし、
日本のサッカーは、
世界と比べると遅れています。
(実際、強豪国からは、
弱いと言われています。)

それは、なぜか?

原因のひとつに、
子どもの頃に身につけなくてはいけない
ボールを獲られない
ボールを奪われない
ボールを守る

という考え方が
あまりないからだと私は思います。

そもそも、
ボールを獲られない
ボールを奪われない
ボールを守る
というのはサッカーが強い国の
子どもたちは世界基準で知ってる
考え方です。

ボールを獲られない、
などの意識は、子どもたちが
奪い合うという経験の中でうまれます。

これは、
サッカーのトレーニング(や練習)でも
遊びの中でも身につけることができます。

世界で活躍するサッカー選手の多くは
最初からクラブチームに所属していた
訳ではありません。

小さい頃に
ストリートサッカーなどの遊びを通して
ボールを奪い合う経験を
たくさん積み重ねながら上達していったのです。

(世界で活躍するサッカー選手の多くは)
そのあと、
セレクションやスカウトなどによって
クラブチームに入団し、育成選手として
成長していきます。

私が過ごしていた
ブラジルやアルゼンチン

私は行ったことはありませんが、
フランスやスペインなどの
強豪国の子どもたちは、
ほぼ同じような経験を積んで
成長していくと聞きます。

日本のサッカーの育成カテゴリーは、
超〜ざっくり言うと、
このようなピラミッドです。

ところが、
強豪国の場合、ジュニアの下に
ストリートサッカーがあります。

つまり、
小さい頃のストリートサッカーが
ボールを守るという意識づけのための
サッカー練習場所になっているのです。

サッカー強豪国の子どもたちにとって、
もっとも大切なことを身につけた状態で
育成選手となっていくわけです。

日本では、
育成時代の底辺の部分が欠けています。

つまり、
ストリートサッカーのような
経験のない状態で
少年団、
サッカークラブ、
サッカースクールなどに、
入団することになっています。

しかも、
少年団、
サッカークラブ、
サッカースクールなどの練習では、
ボールを守るという
意識づけが不十分なまま
育成を続けることが多いのです。

なので、
世界のトップで活躍する日本選手は一握りで、
現在、ワールドカップでもなかなか上位に
喰い込めません。

サッカーにとって、
大切な意識づけであるボールを奪い合う
という経験は、なるべく早い時期に
覚えなくてはいけません。

では、
ストリートサッカーを小さい頃、
たくさんやればいいのか!?

それは日本の環境が許しません

特に都市部は、
公園や空き地も限られていて、
家の前の道路でサッカーボールを
蹴ろうもんなら「危ないからやめなさい!」
こう言われてしまいます。

さらに、
公園の看板には、
「ボール遊び危険、禁止」
と大々的に悪者あつかいされています。

他にも、
ストリートサッカーは、
ひとりでは出来ません。
友達を誘おうと声をかけます。

「ごめん、おれ、プール」
「ごめん、これから塾」
「ごめん、ゲームやるから」

と、
みんな小さな頃から
多忙な毎日です。

日本では、
そのような環境のため
ストリートサッカーの実現には
困難を極めます

なので、
ブラットでは、
ストリートサッカー的な環境
週のたった片隅の少しの時間かもしませんが
経験してもらおう、
体験してもらおう。
実感してもらおう。

サッカーの本質である、
サッカーは遊びで楽しいもの

という感覚を少しでも多くの子どもたちに
味わってもらいたくて、存在します。

ここまで、マニアックな私の話に
お付き合いいただき、ありがとうございます。

全ては、

私が若い頃、
渡(南)米して、
ガチのサッカーの厳しさを知り、
心が挫折して、
サッカーの楽しさを忘れ、
栄養失調になり、
もうサッカーが嫌いになりそうな時に

もう一度、
サッカーの楽しさを、
サッカーの素晴らしさを、
思い出させてくれたのが、
ストリートサッカーでした。

私はこうも思っています。

現在、毎日のように汗水流して
サッカーに励んでいる子たちと、

私が辛かったあの頃の気持ちと
一緒かもしれない。

クラブチームや少年団などに所属して、
レギュラー争いや、
ポジション闘争
監督やコーチの顔色を見ないとでいけなかったり、
辛い思いしてサッカーをしている子どもたちを
たくさん見て来ました。

そんな時に、

ふと、
サッカーの楽しさを思い出す場所でありたい。

そういう思いでブラットはあります。

サッカーにマニアックなあなた、
本当にここまで長い文にお付き合い頂き
ありがとうざいます。

そんなマニアックなあなたと
いつか一緒にサッカーが
できることを楽しみに待っています。

体験を申込む